IPOのショートレビューとは?内容や流れについて解説

IPOとは、自社の株式を証券取引所に上場させて株式公開を行うことで、このIPOを行うにはいくつかの厳しい審査を行う必要があります。

その中でも、ショートレビューと呼ばれる上場に向けた課題を確認するための調査があります。

本稿では、ショートレビューとは一体どのようなものなのか、内容と流れについて解説していきます。

IPOのショートレビューについて

上記で少し触れたとおり、IPOのショートレビューとは、監査法人が上場をこれから行う企業に対して、上場に向けた課題を確認する調査です。

内容としては、監査法人が上場に向けての審査を行うために、制度調査と財務調査という大きく2つに分かれて資料閲覧やヒアリングを通して会社の課題を洗い出していくというものです。

制度調査は会社内部の管理体制や制度に関する調査、財務調査は決算書や会計帳簿に関する調査になります。

IPOを目指すにあたっては様々な関門がありますが、中でも最初に来る関門がこのショートレビューであるといわれています。

 

ショートレビューは一般的に35日かけて行われることが多く、IPOの審査が上場前2期分の監査報告書が必要ということに鑑み、上場申請期の3期前に行うことが一般的になります。

かかる費用としては、100300万円程度となっています。

ショートレビューで洗い出された課題を解決することは、上場に向けて進むための一歩となります。

IPOのショートレビューの流れについて

ショートレビューのおおまかな流れは以下の通りです。

 

・必要書類をまとめる

まずは必要書類をまとめていきます。

ショートレビューは非常に多くの資料を必要とします。

制度調査では、管理体制を把握するために定款、登記簿謄本、株主名簿、組織図や議事録など、財務調査では、決算状況の把握のために決算書や税務申告書、試算表などが必要となります。

この他にも取引先との契約書なども準備しておきましょう。

 

・監査法人によるヒアリング

次に監査法人によるヒアリングが行われます。

経営者や各事業部門長に対するヒアリングを通じて会社の状況を把握して、内部統制システムを確認していきます。

この後に監査法人による調査報告書が作成されて報告会を実施していきます。

 

・報告書をもとに業務改善

上場に向けて業務改善を行っていきます。

このショートレビューでの改善を通して、最終的に上場に向けての準備を行っていくことになります。

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